イラスト作成は液タブが活躍。液タブが持つ7つの凄い特徴
現在のイラストレーションは、パソコンのグラフィックソフトを使って描く事が多いですが、そこで活躍するのがペンタブや液タブです。
ペンタブや液タブがあれば、画用紙に描くのとほぼ変わらない感じで描くことが出来ます。
そして、特にプロが使用する機会の多い商品が液タブで、液タブにはイラストを描くのに役立つ機能が備わっています。
今回は液タブが持つ7つの凄い機能の解説をします。
イラスト作成は液タブがおすすめ
パソコンとイラストレーションソフトがあれば絵を描けますが、描く時にマウス操作は綺麗な線を引きにくいと言われ、イラスト制作にはあまり適さない部分も多いです。
そこでおすすめしたいのが『液タブ』を使って絵を描く方法です。
液タブは絵を描く事に特化したパソコンのデバイスで、ペン型の入力機器を使って、液晶画面に絵を描いていくことが出来ます。
また、画用紙に絵の具を使って絵を描いていくアナログな方法に比べ、液タブで描くデジタルイラストは利点がとても多いです。
例えば、絵の具を使って水彩画を描く場合、絵の具を出して好みの色が出るまで混ぜ合わせる作業が必要となり時間もかかってきます。
しかし、液タブなら色を選択するオプションから、好みの色を選択して簡単に使う事が可能です。
絵の具を混ぜて色を出すのは、同じ色を作るのが難しい事もありますが、液タブならRGBの数値を覚えておけば、いつでも同じ色を使うことも出来ます。
アナログな方法で行うイラスト作成よりも利点が多いので、イラスト作成は液タブを使って見ましょう。
液タブを使うデジタルイラストは、ボタン一つで何度もやり直しが出来るなど、アナログなイラスト作成では不可能な芸当も出来ます。
【参考】>>私がおすすめする液晶ペンタブレット(液タブ)ベスト8ランキング
ペンタブやタブレットPCとの比較
液タブと似ている商品として、ペンタブやタブレットPCがありますが、使い勝手や性能を見れば液タブに軍配が上がるでしょう。
ペンタブの場合、液晶画面を見ながら手元のペンタブを操作してイラストを作っていきますので、直感的な操作感は液タブに敵いません。
また、修正をする時も直接画面の絵を見て修正できる液タブのほうが作業はしやすいです。
タブレットPCと液タブを比べると、ただのタブレットPCには、筆圧や傾きの検出機能などが付いていないものがほとんどで、ペンによる繊細なタッチを素早く描くのは難しかったりします。
ペンタブは液タブよりも安いという利点や、タブレットPCは多目的で使えると言った利点がありますが、本格的なイラスト作成をしたい時には液タブが良いです。
液タブが持つ7つの凄い特徴
そして、市販されている液タブには、独自の凄い機能が備わっています(メーカーや製品により無い商品もあります)。
このような機能があるからこそ、液タブはプロの現場で使われることが多いです。
高解像度で鮮やかに表示する
ペンタブには液晶画面が付いていませんが、液タブには液晶が付いています。
また、その液晶もフルHDなど高解像度のものがあり、絵を鮮やかに表示してくれるのも特徴です。
液タブの場合、最大表示色が1677万色の商品もあり、明るさやコントラストを調整することが出来ます。
筆圧や傾きで線や濃淡を調整出来る
液タブ及びペンタブにもある機能ですが、液タブは筆圧や傾きで線の太さや色の濃淡を調整できます。
筆圧や傾きを検出することが出来ない、タブレットPCの場合、描いている途中で線を細くしたり太くしたい場合はワザワザ設定をいじらなければいけない場合もあります。
液タブなら力の入れ具合や筆先の傾き具合で、簡単に微調整できますので、絵を実際に描くのと同じ感覚で作成できます。
高精度な入力方式
液晶画面のタッチパネルの方式は、静電容量方式や赤外線方式と種類がありますが、液タブによく使われている電磁誘導方式は、制度の高い入力が出来ます。
また、この方式の良い所は、指などで画面をタッチしても反応しなく出来るので、誤って変な所に線が入ってしまう事も減ります。
この方式ではないタブレットPCなどは、指やタッチペンで操作することが出来ますが、絵を描いている時に手の変なところがあたって誤作動をすることあります。
ですから、最適なイラストレーションデバイスは何かと考えた場合、電磁誘導方式など入力に最適な方式が採用されている液タブがおすすめとなります。
反応速度や読み取り精度が良い
液タブやペンタブは反応速度や読み取り精度が良いので、描いている時の遅延がほとんどありません。
反応速度の遅いと、描いている時に違和感が起きたり、うまく線が引けない自体が起きてきます。
しかし、液タブなら反応速度が速いのでストレス無く快適に絵を描けるのです。
ショートカットキーを設定出来る
液タブには作業効率をさらにアップするための、ショートカットキーが付いている製品も多いです。
パソコンで作業をする時にも、いちいちマウスに手を伸ばしてカーソル移動をするより、ショートカットキーで特定の機能を呼び出したほうが速く作業出来ますが、液タブでも同様の事が出来ます。
メーカーによっては、最大で9つものショートカットを好みに設定可能は商品が登場しています。
ペンに付いているボタンと、液タブ本体についているボタンを組み合わせる事で、スピーディーにイラストを描き、加工や修正が行えます。
例えば、イラストに色を付けていく時に、塗りつぶしをよく利用するなら、それをショートカットとして手元の登録しておけば、ボタンひとつで簡単に塗れます。
オプションペンで描き味を変えられる
液タブの中には、オプションペンも販売されています。
オプションペンは本体を購入した時に一緒についてくるペンとは違い、検知することが出来る筆圧を変えたり、描き心地を変えられるものです。
色々なオプションペンがありますので、ペンを変えて描きやすいものを使っていきましょう。
OS搭載の液タブならパソコンも不要
一般的な液タブやペンタブは、それ単体では使えませんが、OSが搭載されている液タブならパソコン不要で単体で絵を描いて行くことが可能です。
OS搭載の液タブは、液タブの中でも特に高級品で、値段は軽く10万円を超えるものが大半ですが、パソコンやタブレットしても使え、プロ向けのイラストが描ける万能さがあります。
価格は気にせず、機能や性能重視で選ぶならOS搭載の液タブもおすすめ出来ます。
業界で有名なワコムというメーカー
ちなみに、液タブやペンタブではワコムというメーカーが非常に有名です。
ワコム製品の液タブやペンタブは、電磁誘導方式が採用されているのが特徴で、日本国内のシェアは約9割、世界では約8割ほどのシェアがあり、業界で知らない人はいないほどの製品となっています。
日本だけではなく世界中で使われ、プロ御用達の製品となっていますので、はじめて液タブやペンタブを購入される方はワコム製品は要チェックです。
また、ワコムのハイエンドモデルのOS搭載の液タブは「Intel Core i7」が搭載され、メモリも16GBとゲーミングPC並の高スペックな商品もあります。
普通にパソコンとしての性能も高いので、イラスト作成のほかイラストを活用した動画制作など多目的に使えます。
まとめ
液タブは沢山の機能があり、イラストを描くための工夫がありますので、デジタルイラストを描きたい方や練習をしたい方は使ってみましょう。
また、液タブはOSが搭載されている何十万円もするハイエンドモデルもありますが、五万円以下で手に入るエントリーモデルもあります。
初めて液タブを購入される方は、家電量販店で実物を触ってみて、初心者向けのエントリーモデルから使っていくのもおすすめです。